上半身、下半身を左右に分けて測定することで、筋肉量だけではなく、筋肉量のバランスが分かります。上半身の筋肉に比較して下半身の筋肉が少ないとサルコペニア(筋肉量の減少による筋力や身体能力の低下状態)になりやすくなります。筋肉量が少なく、左右の均衡に差があると、体の重心が傾いて、転倒リスクが高くなります。体脂肪量は上半身、下半身と体幹を測定します。体幹の体脂肪量は腹部脂肪の影響を受けやすく、腹部脂肪は内臓脂肪と皮下脂肪に分かれます。運動や食事調整などの努力によって減らすことが出来るのは皮下脂肪です。体重だけで肥満であるかどうかを決めるのではなく、筋肉量と体脂肪量の均衡度合を判断することが重要です。